携帯電話からの気象ブローカの利用

タイトル 携帯電話からの気象ブローカの利用
担当機関 農業研究センター
研究期間 1997~2002
研究担当者
発行年度 2000
要約 さまざまな気象データベースを統一的に利用できる仲介ソフトウエア気象ブローカ"MetBroker"を携帯電話から利用するシステムを開発した。これにより圃場にいながらにして気象データを利用することができる。
背景・ねらい 気象データは適切な栽培管理を行ったり、作業計画を立てたりする上で不可欠な情報であり、時間的、空間的な制約を取り除いて、いつでも、どこにいても気象データを利用できることが重要である。そこで広く普及した携帯電話から様々な種類の気象データベースを利用するシステムをを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 気象データベースにはアメダスデータベースや都道府県のデータベースなど様々な種類があり、データフォーマットや利用方法などがそれぞれ異なる。そこで本システムでは、これら種々のデータベースを統一的に扱うことが出来る仲介ソフトウエア「気象ブローカ"MetBroker"」を利用する。これを用いることによりシステム開発者は簡単にいろいろな気象データベースを利用できるようになる。
  2. システムの概念図を図1に示した。利用者が携帯電話を用いて特定のインターネットアドレスに接続するとServletと呼ばれるソフトウエア(javaというプログラム言語で書かれたプログラム)が利用者の問い合わせ要求を解析してMetBrokerと通信をする。MetBrokerは要求にしたがってデータベースに接続し、気象データを取得する。このデータはServletを通じて利用者の携帯電話に送られる。MetBrokerはデータの受け渡しを行い、データ提供サービスの内容はServletに書かれている。
  3. 提供データは1976年からのアメダスデータで、観測点ごとの気温、降水量、風速の時別値、日別値、ある期間の積算温度、積算雨量が得られる(図2,図3,図4,図5)。
  4. 携帯電話のインターネット接続サービスは全国のほとんどの平地部で利用可能であるので、圃場にいながらにして気象データを参照し、栽培管理や作業計画に役立てることができる。
成果の活用面・留意点
  1. 本システムは次のアドレスで公開されている。http://agrinfo.narc.affrc.go.jp/i-mode.htm
  2. MetBrokerを利用しているため、国公立の試験場で計測されている種々の気象データを本システムで提供することは容易に実現できる。またMetBrokerは次のアドレスで公開されいる。http://agrinfo.narc.affrc.go.jp
図表1 224383-1.gif
図表2 224383-2.gif
図表3 224383-3.gif
図表4 224383-4.gif
図表5 224383-5.gif
カテゴリ 栽培技術 データベース

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