イネ科植物からのネオティフォディウム・エンドファイト探索

タイトル イネ科植物からのネオティフォディウム・エンドファイト探索
担当機関 草地試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者 榎本敬(岡山大)
月星隆雄
菅原幸哉
大久保博人
島貫忠幸
発行年度 1999
要約 87属230種のイネ科植物からエンドファイトの探索を行ったところ、13属27種の植物からネオティフォディウム・エンドファイトが分離された。そのうち11属19種の植物はエンドファイト感染が新たに確認された。
背景・ねらい 多くのイネ科植物には、エンドファイト(共生菌)が感染しており、このエンドファイトに感染した植物は新たに各種の環境ストレスに耐性を示すことが知られている。ここでは国内で収集したイネ科植物からエンドファイトを探索する。
成果の内容・特徴
  1. 3カ年にわたり1都1道15県の道路わき、河川敷、林縁などの744地点から
     87属230種のイネ科植物を収集した(表1)。
  2. それぞれのイネ科植物の地際部茎、葉身、穂軸からエンドファイトの分離を行った。 その結果、13属 27種のイネ科植物からエンドファイトが分離された。分離されたエンドファイトは分生子の形態、形成法などからNeotyphodium属に属すものであった。
  3. エンドファイトが分離された植物のうち、11属19種の植物は新たにエンドファイト感 染が確認されたものである(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. ネオティフォディウム・エンドファイトの探索は、タケ亜科、イチゴツナギ亜科の植 物を重点的に行うと効率的である。
図表1 224970-1.jpg
図表2 224970-2.jpg
カテゴリ いちご

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