フリーストール飼養における乳牛の通路横臥の矯正枠

タイトル フリーストール飼養における乳牛の通路横臥の矯正枠
担当機関 草地試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 加茂幹男
河本英憲
佐藤公久
早坂貴代史
津久井昭
発行年度 1999
要約 通路のみに横臥するフリーストール飼養乳牛をストールに横臥矯正する枠である。給飼柵に設置の橋正枠にウシを入れ,強制佇立後,枠とウシをストールに移動設置,一定時間横臥させることにより1日でストールに常時横臥するように矯正できる。
背景・ねらい フリーストール(FS)牛舎で飼養されるウシの中には,通路に横臥するものもあり,
牛体や乳房が糞尿で汚れ,乳房炎が発症したり,乳頭洗浄に時間がかかる傾向がある。ま
た通路表面は硬く,滑りやすいので,横臥時間の低下,床ずれ発生や起臥動作時の肢蹄の
故障などが生じる。そこで常時通路に横臥するウシを1日でストールに横臥するよう矯正
する枠を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 通路に横臥するウシには,ストールにも通路にも横臥するタイプと通路のみに横臥す
     るタイプがある(表1)。後者のストールを横臥する場所として全く認識しないウシを
     ストールに常に横臥するように橋正する枠である(図1)。
  2. 通路横臥橋正枠を用いる方法は,一定時間,ウシを給飼場で強制的に佇立させ,横臥
     欲求を高め(強制佇立期),その後,閉じこめられたストール内で一定時間,横臥させ
     ること(ストール横臥期)により,ストールの快適性を学習させ,常時ストールで横臥
     させるように橋正する(写真1)。
  3. 使用手順は,強制佇立期に,給飼棚にこの枠を取り付け,その中にウシを後方から入
     場させ,腹部下にベルトを渡し,6時間~半日程度放置させる(写真1上)。その間,
     飼料摂取や枠横のコンテナから飲水は可能だが,腹部下のベルトにより横臥はできない。
     その後,枠の前脚を短くして,ストールに移動,設置して,ウシを後方から入場させ,
     半日程度放置させて(写真1下),ストールに横臥する学習をさせる。
  4. この方法により当場の8頭の通路横臥牛の橋正にすべて成功している。
成果の活用面・留意点
  1. ストールにも通路にも横臥するウシには適用できない。
  2. ストール横臥期で横臥しないときはさらにストール横臥期を6時間~半日程度延長さ
     せる。
  3. 産前産後3週間程度は,分娩末期,産褥期にあたり,事故の可能性も考えられるので,
     矯正は行わない方が望ましい。
  4. 矯正中は,通路のふん尿の搬出はできないので,矯正前に行う必要がある。
図表1 224989-1.jpg
図表2 224989-2.jpg
図表3 224989-3.jpg
カテゴリ 乳牛

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