水稲の温暖化影響評価のための「モデル結合型作物気象データベース」

タイトル 水稲の温暖化影響評価のための「モデル結合型作物気象データベース」
研究期間
研究担当者 吉本真由美
石郷岡康史
大気環境研究領域 桑形恒男
長谷川利拡
発行年度 2007
要約 1980 年以降の日本全国の気象データに、水稲穂温や水田水温を推定するモデルを加えたモデル結合型データベースを開発しました。これにより、水稲の生育や収量に直接的な影響を与える気象要素が推定でき、温暖化影響の実態把握や解析に役立ちます。
背景・ねらい
温暖化や異常気象による作物の生産変動を正確に予測し、将来の収量低下のリスクを評価するためには、近年の気候変動が実際の作物生産に及ぼしている影響や要因を総合的に解析する必要があります。本研究では、日本各地の水稲生産の変動要因を調べる目的で、アメダス地点における気象データに水田物理環境・生育モデルを組み合わせた「モデル結合型作物気象データベース」を開発しました。

成果の内容・特徴 データベースには全国のアメダス地点(約850地点)における1980年以降の日別気象データを収納しました。気温、風速、降水量などの基本要素に加えて、日射量、湿度、蒸散要求量などの作物生産において重要な要素(モデルによる算定値)を収納したことが、本データベースの大きな特徴です。各地点における気象データには、地力保全基本調査による土壌データ(日本土壌協会)を付加しました(図1)。
データベース上のメニュー画面もしくはGoogle Earthの地図上から、任意のアメダス地点を選ぶことによって、気象データを容易に取り出すことができます(図2)。
図表1 225486-1.jpg
図表2 225486-2.jpg
図表3 225486-3.jpg
カテゴリ 水田 水稲 データベース

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