| タイトル |
牛ウイルス性下痢ウイルス持続感染牛由来卵子を用いた体外受精系におけるウイルス増殖部位の解明 |
| 担当機関 |
家畜衛生試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1996 |
| 要約 |
牛ウイルス性下痢(BVD)ウイルス持続感染牛から採取した卵胞上皮(FE)細胞付着卵子を用いて体外受精を行い,その胚発生の過程においてBVDウイルスがFE細胞で増殖していることを明らかにした。しかし,初期胚の胚細胞ではBVDウイルスの増殖は認められないことが示唆された。
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| 要約(英語) |
Oocytes with follicular epithelial (FE) cells were collected from ovaries of heifers persistently infected with bovine viral diarrhea (BVD) virus. In-vitro fertilization of the oocytes was perfomed after their in-vitro maturation. The BVD virus replicated in the FE cells during in-vitro embryo development. However, it has been suggested that there was no replication of the virus in embryonic cells. (Tohoku Branch, 1st. Lab. TEL 0176-62-5115)
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| 背景・ねらい |
牛ウイルス性下痢(BVD)ウイルスは野外では牛に持続感染した状態で存在し,持続感染母牛が持続感染子牛を出産することが知られている。しかし,持続感染牛より採取された胚盤胞は正常な受胚牛に移植されると正常な子牛を出産することが報告されている。近年,畜産界では体外受精(IVF)により胚を作製し,その移植による子牛の生産も行われていることから,このIVF技術を利用してBVDウイルス持続感染牛から初期胚を作製し,BVDウイルスの垂直感染を遮断する可能性を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 持続感染牛卵巣より採取した卵胞上皮(FE)細胞付着未成熟卵子(以下卵子と略す)を常法により体外受精を行い,その経過を観察したところ,ウイルスはFE細胞で増殖していることが示された。しかし,培養最終日の10日目に採取した初期胚(媒精日を培養1日目とする)からのウイルス分離は陰性だった(表)。
- 持続感染牛卵巣より採取した卵子を洗浄後,チャンバースライドで4日間培養し,FE細胞の単層細胞を作成した。このFE細胞の細胞質に蛍光抗体法で明瞭なウイルス抗原が検出された(写真)。一方,対照とした正常牛由来卵子におけるFE細胞からウイルス抗原は検出されなかった。
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| 成果の活用面・留意点 |
BVDウイルス持続感染牛から採取されるFE細胞には本ウイルスが感染しているが,IVFで作製された初期胚には感染していない可能性が示された。従って,FE細胞を除去するIVFの手法を用いて胚盤胞を作製し移植するならば,本病の垂直感染防止に有効であると考えられる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
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