タイトル | BSE罹患牛における脳幹機能障害の特徴 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
岡田洋之 松井義貴(北海道根釧農試) 新井鐘蔵 草刈直仁(北海道畜試) 尾上貞雄(北海道畜試) 福田茂夫(北海道畜試) |
発行年度 | 2008 |
要約 | 実験的に作出したBSE罹患牛では、BSEの症状の進行に伴い脳幹の特定部位において聴性脳幹誘発電位(BAEP)波形に特徴的な変化が起こる。このBAEP波形は、神経症状を示した牛にBSEの疑いがあるか否かを絞り込む有用な知見である。 |
キーワード | BSE、聴性脳幹誘発電位、臨床検査、脳幹機能障害、非侵襲的、牛 |
背景・ねらい | 牛海綿状脳症(BSE)の確定診断は死後の脳材料を用いた異常プリオン蛋白質(PrPSc)の検出によって実施されており、現在のところ有効なBSEの生前診断技術は確立されていない。このため農場段階でBSEの可能性の有無を簡便に非侵襲的に絞り込むことが可能な臨床検査法の開発が切望されている。BSE罹患牛では脳幹において左右対称性の空胞変性やPrPScの蓄積が見られるなど特徴的な病変を形成することが知られている。我々は、これまで牛を立たせたままで非侵襲的に脳幹の機能検査をすることが可能な牛の聴性脳幹誘発電位(BAEP)測定法を開発している。本研究では、BSE罹患牛における脳幹機能障害の特徴についてBAEPを用いて解明するとともに臨床症状並びに脳幹病変との関連を解析することにより、BSEの臨床検査の可能性を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
カテゴリ | オリーブ 診断技術 |