| タイトル | 市場規模と価格変動に基づくブロイラー現物先物市場標準品候補の選定 |
|---|---|
| 担当機関 | 畜産試験場 |
| 研究期間 | 2000~2000 |
| 研究担当者 |
賀来康一 |
| 発行年度 | 2000 |
| 要約 | ブロイラー先物市場開設のため,各種国産ブロイラー解体品の年間市場規模を調査したところ,「もも肉」の市場規模が約1900億円と大きい.また,国産ブロイラー「もも肉」の年間価格変動係数は8.93%/年であり,ブロイラー現物先物市場標準品としてふさわしい. |
| 背景・ねらい | 外国からのチルド鶏肉の輸入増,飼料用とうもろこしの輸入価格変動,天候と消費動向等による国産ブロイラーの価格変動リスクを軽減するためには,ブロイラーを先物市場に上場する必要がある.しかし,日本では,畜産物が先物市場に上場されたことは無く,畜産物を含む農産物先物取引に関する知見もほとんどない. そこで,米国における先進事例を検討することにより,上場可能性とその実現のために必要な条件や方策を明らかにする.また,国内ブロイラー流通の中心である国産ブロイラー解体品の市場規模と価格変動にもとづく,国産生鮮ブロイラー「もも肉」と「むね肉」(以下,「もも肉」,「むね肉」)の標準品としての妥当性を検討する. |
| 成果の内容・特徴 | 1. 先進事例である米国ブロイラー産業と先物市場上場との関係を分析した結果,先物市場の標準品が年月の推移とともに現物市場の流通実態とあわなくなり,市場規模も縮小し,価格変動もほとんど無くなったことが上場廃止の要因であることが明らかになった. 2. 表1に示した.国産ブロイラー「もも肉」の市場規模は輸入とうもろこしと同等であり,上場の適格条件を有していることが明らかになった. 3. 表2). 4. 現在の国内でのブロイラー流通は,解体品が主流であり,解体品の中心はもも肉とむね肉である.ブロイラー先物市場の標準品候補として,「むね肉」と比較して輸入の影響が小さく,十分な価格変動をもつ「もも肉」が最適である. |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 本研究成果を基に,1999年11月1日以降,関門商品取引所において,国産生鮮ブロイラーもも肉を標準品とした畜産物先物取引が開始された. 本研究成果は,国内での消費量と市場規模が大きく,海外からの輸入増によって価格変動リスクにさらされている国産豚肉などの国内産農産物に対して,適用が可能である. |
| カテゴリ | 飼料用作物 とうもろこし 鶏 豚 |
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