タイトル | カイコ受精卵の長期保存法 |
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担当機関 | (独)農業生物資源研究所 |
研究期間 | 2001~2005 |
研究担当者 |
間瀬啓介 山本俊雄 飯塚哲也 |
発行年度 | 2002 |
要約 | カイコ受精卵を2カ年保存する方法を開発した。産卵後の高温保護を60日間行った後、20日と短期間で-2.5℃に移行させて370日間貯蔵する。その後、5℃に90日保護し、中間手入れ(10~15℃、9日間)を行い、0℃に120日間再冷蔵する方法である。 |
キーワード | カイコ、受精卵、2カ年保存、長期保存法、中間手入れ |
背景・ねらい | 現在、一化性及び二化性カイコの系統保存を行うには、1年に1回は飼育して継代する必要があるため、多大の時間と労力を要している。系統保存の省力化をはかるには、2カ年サイクルで飼育が可能となる系統保存法が最も有効になるので、そのための受精卵の長期保存法の開発が求められていた。従来の確立された蚕種保存技術としては、休眠を覚醒した活性卵の長期冷蔵法として、採種から最長16~17ヶ月間は保護できる複式冷蔵法がある。この方式に従えば、春に採種したものを翌年秋に飼育することは可能であるが、2カ年サイクルでの飼育は不可能である。また、受精卵を2カ年間保存する従来の研究では、細かく温度を変えたり、中間手入れを6回施すなど、貯蔵工程が極めて複雑であるばかりでなく、高い孵化率も得られていない。そのため、高温保護した後、休眠胚子に進んでいない状態の蚕種について、直ちに冷蔵段階へ移行する方法に重点をおき、なるべく単純な冷蔵方式による長期保存法を検討した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | 遺伝資源 カイコ 省力化 品種 |