タイトル | イネ穂ばらみ期耐冷性遺伝子座の特定と塩基配列情報に基づく高精度DNAマーカー |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2004~2004 |
研究担当者 |
斎藤浩二 黒木 慎 早野由里子 入来規雄 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 「水稲中間母本農8号」の第4染色体長腕には2つの連鎖する穂ばらみ期耐冷性遺伝子Ctb1とCtb2が存在する。Ctb1が存在する領域は準同質遺伝子系統の耐冷性の比較から約56kbに絞り込まれ、Ctb1と密接に連鎖する高精度DNAマーカーが耐冷性の育種に利用できる。 |
キーワード | イネ、穂ばらみ期耐冷性、水稲中間母本農8号、DNAマーカー、Ctb1、Ctb2 |
背景・ねらい | 「水稲中間母本農8号(中母農8)」はスマトラ島高地原産の熱帯ジャポニカ品種「Silewah」に由来し、冷害克服に有用な穂ばらみ期耐冷性遺伝子を持っている。「中母農8」の穂ばらみ期耐冷性を利用し、かつ、耐冷性遺伝子と共に導入されたと考えられる晩生等の不良形質を除去するためには、「中母農8」の穂ばらみ期耐冷性遺伝子の染色体上の位置を精密に特定し、耐冷性遺伝子を選抜するための高精度DNAマーカーを得ることが必要である。そこで、「中母農8」が第4染色体長腕に持つ耐冷性遺伝子座を特定し、耐冷性遺伝子近傍の高精度DNAマーカーを開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 育種 水稲 DNAマーカー 凍害 品種 |