タイトル | 秋播性を有する早生で収量の多い通常アミロース含量小麦新品種候補「利根3号」 |
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担当機関 | 群馬県農技セ |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
高橋利和 菅谷隆幸 成塚彰久 折茂佐重樹 大澤実 齋藤幸雄 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 「利根3号」は、秋播性程度Ⅳの早生、短稈で倒伏に強く多収であり、赤かび病には“中”で、うどんこ病、赤さび病及び小麦縞萎縮病には“強”でありる。農林61号より製粉歩留及びミリングスコアが高く製粉性に優れる通常アミロース含量である。 |
キーワード | 秋播性、早生、多収、アミロース含量 |
背景・ねらい | 関東東海地域は、1944年に育成された「農林61号」が主要品種として作付けされている。しかし、「農林61号」に対しては、生産者は倒伏し易く栽培し難いことに加えて収量性が良くないこと、また、需要者は作柄が安定せず契約数量が未達なこととあわせて加工適性等の問題を指摘している。このことから、広域適応性のある早生で多収な通常アミロース含量の品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 「利根3号」は、1993年度(1994年4月)に早生、多収、加工適性の向上を育種目標として、母親:「東山25号(後:しゅんよう)」に早生系統の父親:「西海168号(後:きぬいろは)」の雑種1世代を母親として、うどんこ病等の諸病害に強い早生多収品種の父親:「ニシカゼコムギ」として人工交配を行い、雑種2世代から5世代は集団栽培とし、1999年度に雑種第6世代で穂別系統選抜を行い、2000年度からは派生系統育種法により選抜・固定を図り、雑種第12世代の系統群を低温貯蔵で保存し、2008年度の世代は雑種第14世代である。 「農林61号」と比較して次のような特徴がある。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
図表7 | ![]() |
図表8 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 育種 萎縮病 うどんこ病 加工適性 小麦 新品種 抵抗性 播種 品種 防除 |