タイトル | アーバスキュラー菌根菌に特有の細胞内小器官 |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 1999~2003 |
研究担当者 |
斎藤勝晴 久我(植竹)ゆかり 小島知子 斎藤勝晴 大友 量 安藤象太郎 |
発行年度 | 2004 |
要約 | アーバスキュラー菌根菌の菌糸中には、非常に発達した管状構造を有する液胞と、液胞よりも酸性の強い小胞が多数存在している。土壌から吸収したリン酸の宿主植物までの長距離輸送に、これらの細胞内小器官が関与していると考えられる。 |
キーワード | アーバスキュラー菌根菌、リン輸送、管状液胞、酸性小胞、共生微生物、永年草地 |
背景・ねらい | 植物の根に共生するアーバスキュラー菌根菌(VA菌根菌)は、土壌中の希薄なリン酸を効率よく吸収し、宿主植物へ供給することによって、植物のリン栄養を改善する。このことからアーバスキュラー菌根菌はリン資源の節減のために有用な微生物である。アーバスキュラー菌根菌の菌糸中では、酸性細胞内小器官にリン酸が蓄積され、細胞質流動によって輸送されると考えられている。共焦点レーザー顕微鏡での観察を行うことによって、こうしたリン酸長距離輸送を担っている細胞内小器官の実体を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 肥料 輸送 |