タイトル | 亜硝酸酸化細菌の添加による家畜排泄物堆肥化過程でのN2O発生制御 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2005~2006 |
研究担当者 |
福本泰之 鈴木一好 黒田和孝 花島 大 安田知子 長田 隆 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 家畜排泄物の堆肥化処理では、堆肥中の亜硝酸態窒素濃度と温室効果ガスである亜酸化窒素(N2O)の発生との間に高い正の相関が認められる。亜硝酸酸化細菌の添加により堆肥中への亜硝酸態窒素の蓄積は解消されるとともにN2Oの発生も抑制される。 |
キーワード | 亜酸化窒素(N2O)、亜硝酸態窒素、亜硝酸酸化細菌、堆肥化処理、硝化作用、畜産環境 |
背景・ねらい | 地球温暖化による気候変動の顕在化が指摘されるなか、温室効果ガスの発生制御はこれまで以上に喫緊な課題となっている。畜産業から発生する主要な温室効果ガスとして、窒素含有量の多い家畜排泄物の酸化処理工程から発生する亜酸化窒素(N2O)がある。固形分の酸化処理法である堆肥化では高温発酵終了後の堆肥化中期~後期にかけてN2O発生の極大が生じるが、このとき堆肥中には亜硝酸態窒素が蓄積しており、両者の間には高い正の相関関係が認められる。そこで硝化細菌の一種である亜硝酸酸化細菌を、亜硝酸態窒素の蓄積を解消する目的で添加した場合に堆肥中の亜硝酸態窒素遷移およびN2O発生に与える影響について、豚ふん堆肥化処理のケースで検証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 豚 |