タイトル | イタリアンライグラスのエンドファイト、Neotyphodium occultansを特異的に検出できるPCRプライマー |
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担当機関 | 畜産温暖化研究チーム |
研究期間 | 2006~2006 |
研究担当者 |
菅原幸哉 月星隆雄 山下雅幸(静岡大学) 大久保博人 |
発行年度 | 2006 |
要約 | イタリアンライグラスのエンドファイト(共生糸状菌)、Neotyphodium occultansのリボゾームRNA遺伝子の配列を近縁菌等と比較し、感染植物の全DNAから本菌の遺伝子を特異的に検出するためのPCRプライマーを設計した。 |
キーワード | イタリアンライグラス、エンドファイト、植物病害、PCRプライマー、飼料作物栽培・調製・評価 |
背景・ねらい | イネ科草本植物の共生糸状菌(エンドファイト)は種子伝染で維持され、宿主植物の生育を促進するが、家畜毒性物質を生産する場合もあり、家畜中毒の要因として、また、牧草の栽培・育種に活用できる遺伝資源として、その分布や特性の把握が求められている。イタリアンライグラスで発見された共生糸状菌、Neotyphodium occultansは、近年国内でも感染植物の広範な野生化が確認され、感染植物の耐虫性等が向上するほか、本菌による家畜中毒の報告例が無いことから、牧草栽培への活用に関心が寄せられている。しかし近縁草種のペレニアルライグラスに共生するN. lolii が家畜中毒要因として問題になっており、両草種は種子や幼苗の時期には識別が困難、また、菌の形態も類似することから、牧草・芝草等としての安全な利用のためには菌の客観的な検出・識別法が求められる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 育種 イタリアンライグラス 遺伝資源 飼料作物 |