タイトル | ウシの第一胃(ルーメン)にはクエン酸などに応答する細菌が生息する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
三森真琴 Sun Weibin(西北農林科技大学 真貝拓三 竹中昭雄 中国) |
発行年度 | 2008 |
要約 | ルーメン微生物生態系からクエン酸、フマル酸、リンゴ酸に反応するセンサータンパク質遺伝子が見つかったことから、ルーメン内にはクエン酸などに応答して代謝調節を行う細菌の存在が示唆された。 |
キーワード | ルーメン細菌、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、センサーヒスチジンキナーゼ |
背景・ねらい | ウシが摂取した飼料はルーメン内に生息する微生物(ルーメン微生物)による分解作用を経て発酵産物である揮発性脂肪酸はルーメン壁から吸収され、増殖した微生物体は第四胃以下で消化吸収されてウシの栄養源となる。ルーメン微生物生態系の消化能力を高めるためには、ルーメン細菌の遺伝子調節機構を明らかにすることが必要である。そこで、ルーメン内に生息している多種多様な細菌はルーメン環境に応じてその代謝を調整しているとの予測に基づき、環境変化に感応するセンサータンパク質遺伝子の検出を試みることで、ルーメン微生物生態系制御のための基礎的知見を得る。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | データベース りんご |