タイトル | 平地農業地域における桑園借地による規模拡大の成立条件 |
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担当機関 | 農業研究センター |
研究期間 | 1993~1993 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1993 |
要約 | 平地農業地域の桑園借地による養蚕経営規模を拡大するための成立条件としては、養蚕縮小・廃止による桑園貸出し希望農家の存在、おおむね標準小作料以内での借地料設定、土地改良事業済みで機械化収穫が可能な密植桑園、労働力、機械・施設の充実、貸主からの信頼獲得をあげることができる。 |
背景・ねらい | 需要に即応した繭を低コストで生産するためには、養蚕経営の規模 拡大が必要である。そこで、規模拡大を図る上で重要な方法である 桑園借地の成立条件を明らかにすることが求められている。ここで は、わが国の主要な養蚕地域であるが、近年、都市化等の影響によ り繭生産基盤の脆弱化が著しい群馬県榛東村および吉岡町(いずれ も平地農業地域に属する)の、桑園借地によって大規模養蚕経営を 実現してきたA(桑園面積317a、うち借地165a)、B(404a、う ち借地345a)、C(289a、うち借地180a)農家3戸を対象として 検討を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 都市化等の影響により養蚕農家、桑園等繭生産基盤が脆弱化してい る地域に有効な情報である。なお、借地桑園は自作桑園に比較して 自宅からの距離が遠い、樹齢が古い、機械化収穫面積率が低い等の 問題があるため (表2)、今後、桑園の自宅周辺への集積、改植が必要と考えられる。その 際、経費の負担を貸・借主いずれが行うかを貸・借主双方で明確に しておく必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | カイコ 改植 機械化 規模拡大 桑 経営管理 低コスト 鶏 肥培管理 豚 |