夏秋蚕用の蚕品種「日202号×中203号」(梓)の育成

タイトル 夏秋蚕用の蚕品種「日202号×中203号」(梓)の育成
担当機関 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究期間 1995~1996
研究担当者 榎島守利
間瀬啓介
山本俊雄
両田英二
発行年度 1995
要約 繭糸質が優良な夏秋蚕用蚕品種「日202号×中203号」(愛称:梓)を育成した。本品種は強健で飼育が容易であり、収繭量が多い多収性品種である。また長糸長・細繊度であるので、高品質の繭生産が期待される。
背景・ねらい 夏秋蚕期は春蚕に比べて飼育環境が高温多湿で、桑の葉質が劣るなど、養蚕を行う条件が不良なため病原菌に侵されやすい条件下にあるため、強健で飼育しやすく、しかも繭の生産性の高い蚕品種が必要である。また、国で育成した現行の夏秋蚕用蚕品種は2品種だけであり、新たな蚕品種の育成が求められていた。そこで、実用性の高い新しい夏秋蚕用品種の育成を行う。
成果の内容・特徴
  1. 平成6年度の農林水産省委託蚕品種性状調査の結果、平成7年4月に夏秋蚕用蚕品種「日202号×中203号」(愛称:梓)として指定された。:
  2. 原種は2品種とも限性斑紋品種であり、蚕種製造の能率がよい。また、原種の性状に欠点がなく、飼育と採種を行う上で特に問題はない(表 1)。
  3. 梓は化蛹歩合が高く、繭重が重いので、収繭量が多い多収性品種である。また、繭糸長は長く、繭糸繊度の細い特徴がある。生糸量歩合はやや低いが、繭糸量、解じょ率及び小節点は既存の普通品種に比べて遜色ない成績を示す(表 2)。
成果の活用面・留意点 5齢期は食桑が活発であるので、給桑量に注意し、また壮蚕期と上族中は通風、換気をよくし、解じょ率を良好にするよう努めることが望ましい。また、飼育条件が不良な夏秋蚕期でも高品質な繭を生産できる。
図表1 227303-1.jpg
図表2 227303-2.jpg
カテゴリ カイコ 多収性 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる