| タイトル |
細繊度蚕品種「改良しんあけぼの」 |
| 担当機関 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究期間 |
1995~1996 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1996 |
| 要約 |
細繊度蚕品種「改良しんあけぼの」を育成した。本品種は既存の細繊度蚕品種「しんあけぼの」の産卵性を改良し実用性を高めたもので、高品質繭の生産が期待される。
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| 背景・ねらい |
既存の細繊度品種「しんあけぼの」は交配形式に用いた4種の原種のうち、中512号の産卵性が不良となり、実用に供すには不便が生じたため、その改善が望まれていた。そこで、中512号に変わるべく産卵性の優れた中国種系統を選抜し、これを組み合わせた新しい四元交雑種を選出する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 新たに選抜したTC42系統を組合わせた四元交雑種の「日511号・日512号×中511号・TC42」を平成7年度の農林水産省委託蚕品種性状調査に提出した結果、平成8年3月に細繊度蚕品種の「日511号・日512号×中511号・中513号」(愛称:改良しんあけぼの)として指定された
- 「中513号」は産卵性が良好であり、蚕種製造の能率が高い。また、4原種とも性状に欠点がなく、飼育と採種を行う上で特に問題はない(表1)。
- 「改良しんあけぼの」は化蛹歩合が高く、強健で飼育が容易である。繭糸繊度は2.2デニール内外と細く、収繭量、生糸量歩合、繭糸量、解じょ率などの実用形質のほとんどが「しんあけぼの」と同等である(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 用途としてはハイブリッドシルクや細繊度の高級生糸に適用できる。
- 高品位性が求められるので、飼育取扱に注意し、バラツキのない品質の揃った原料繭を生産する必要がある。
- 細繊度であるため解じょ率が不安定になりやすいので、上蔟時には通風、換気を行い、多湿にならないように努めることが重要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
品種
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