| タイトル |
3眠蚕誘導剤SSP-11の適投与方法 |
| 担当機関 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究期間 |
1997~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
SSP-11を添食すると、400および800ppmでは3眠蚕が高率で誘導されるが、それ以上の濃度では多くが致死し、生さ残っても3眠化しない。強制経口投与や注射では3眠化せず、体重当たりの致死薬量はいずれの投与方法、投与時期でも同程度である。
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| 背景・ねらい |
イミダゾール化合物SSP-11は強い3眠蚕誘導活性を持つことから、細繊度繭糸生産の有効な方法として実用化研究が進められているが、過剰に投与した場合や注射により直接体内に取り込まれた場合の影響についての知見はほとんどない。そこで、人工飼料への添食、強制経口投与および体腔内への注射により、3~5齢のカイコに対する影響を検討する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 粉体重量に対し0~3200ppmのSSP-11を添加した人工飼料を3齢あるいは4齢の餉食から48時間給与すると、400および800ppmの濃度では発育への障害はほとんどなく高率で3眠蚕が誘導される。1600ppm以上では添食開始から6時間程度で摂食を停止し、多くが致死する(表1、図1)。生き残った個体も発育が遅延して3眠化しない(図2)。
- SSP-11をジメチルスルフォキシドに溶かし、マイクロシリンジを用いて経口的に消化管内に注入するか腹脚から体腔内に注射した場合、4齢20時間の投与では強制経口投与、注射とも投与量にかかわらず3眠化するものはなく、50μg程度でおよそ半数が、100μg程度ですべて致死する。5齢10時間に投与した場合、いずれの方法でも200μgで半数が、それ以上ではすべてが致死する(表2)。
- 体重1g当たりに換算したLD50値は、添食の場合3齢約200μg、4齢140μgであり、注射および強制経口投与では4、5齢期とも120~160μgであって、投与方法、時期にかかわらずほぼ同程度である。
- 800ppmを添食した場合の48時間のSSP-11の累積摂取量は、3200ppmの添食や注射および強制経口投与より多いにもかかわらず、発育への障害はほとんどないことから、SSP-11はカイコの体内では比較的速やかに分解されることが示唆され、3眠蚕の誘導には連続した取り込みが必要と考えられる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- SSP-11をカイコの3眠化剤として利用する場合の投与方法および投与量決定の基礎資料とする。
- SSP-11のカイコ体内での代謝および3眠蚕誘導機構の研究の基礎資料として利用する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
カイコ
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