イチゴ収穫作業車

タイトル イチゴ収穫作業車
担当機関 生物系特定産業技術研究推進機構
研究期間 1995~1996
研究担当者 ㈱筑水キャニコム
金丸直明
金光幹雄
太田智彦
大森定夫スター農機㈱
津賀幸之介
発行年度 1996
要約  イチゴの収穫作業に応じて適切に速度を調節できる走行部、座った状態で収穫作業ができる座席及び収穫物の積載装置を備えた乗用型作業車である。イチゴの収穫作業を、楽な姿勢で行うことができる。
キーワード イチゴ、収穫、乗用型作業車生研機構・企画部・野菜機械等開発チーム第2
背景・ねらい イチゴの総労働時間は1270h/10a程度であり、特に収穫作業は300h/10a程度と多く、全作業の約24%を占めている。 収穫作業は、長期間にわたって行われ、毎日の作業も、早朝から中腰の姿勢で長時間行われている。慣行作業では、手押し台車や、足で蹴って進む方式の3輪・4輪式作業車等が利用されているが、改善点が多く、一層の快適化と省力化が要望されている。そこで、イチゴの収穫作業が楽な姿勢で行えることをねらいとして、ハウス内での取扱性の優れた乗用型収穫作業車を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 1輪駆動3輪式と2輪駆動4輪式の電動収穫作業車である(図1、2、表1)。本機は、畝幅に応じて輪距が調節可能な畝跨ぎ方式の機体、作業者が座って収穫するための高さ調節可能な座席、収穫物収容トレイを積載する荷台、走行装置等からなる。
  2. 1輪駆動3輪式作業車は、小型で取扱性に優れ、ガイド輪で畝に沿って自動走行する。収穫作業は1方向作業で行う。
  3. 2輪駆動4輪式作業車は、左右逆向きに座席を備えており往復作業が行え、畝溝から機体までの距離を検出して左右車輪の回転速度を制御し、畝に沿って自動走行する。2輪駆動のため走行性が優れ、畝溝がある程度軟弱な条件でも走行ができる。
  4. 輪距調節により1~1.3mの畝幅に適応でき、走行速度は0.05m/sまで任意に調節できる。
  5. 収穫作業車に乗車することにより、手作業と同程度の能率で、楽な姿勢で収穫作業を行うことができ、60kgの作業者が乗車して60kg程度の収穫物を運搬できる(表2)。
  6. 畝移しは、1.5m程度の枕地を利用してクラブステアリング方式により、一回当たり1分30秒程度で行うことができる。
成果の活用面・留意点
     平成8年度に高性能農業機械実用化促進事業に移行し、平成9年に市販の予定。収穫量が多くなるに従って長時間の収穫作業となり、収穫物の運搬量も増えるため、作業車の利点が発揮される。なお、畝移しのため、一方の畝端に1.5m程度の枕地を設ける必要がある。
図表1 227481-1.gif
図表2 227481-2.gif
図表3 227481-3.gif
図表4 227481-4.gif
カテゴリ いちご 省力化

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