キャベツ黒腐病の発病に対する品種間差異

タイトル キャベツ黒腐病の発病に対する品種間差異
担当機関 野菜・茶業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者 我孫子和雄
窪田昌春
山田憲吾
飛騨健一
発行年度 1996
要約  キャベツを栽培するうえで、被害の大きい重要病害である黒腐病の発病に対する品種間差異を市販の20品種について明らかにした。
キーワード キャベツ、黒腐病、品種間差異野菜・茶業試験場 環境部 病害研究室
背景・ねらい 農薬等の化学合成資材の投入量を抑えた高付加価値・高品質のキャベツを生産する栽培管理技術を確立する一環として、病害虫防除技術を開発するために、キャベツの重要病害である黒腐病の発病に対する品種間差異を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 1995年と1996年の 2ケ年にわたり、夏まき、冬春どりに適応する20品種をセルトレイで育苗し、圃場に定植して発生状況を11月下旬に調査した。
  2. 発病に対する品種間差異の評価は、発病株率と発病度をもとに 2ケ年の平均値で行った(図 1)。
  3. 発病株率(%)と発病度が10以下の‘デリシャス’、‘いろどり’、‘レッドエーカー’は極めて強く、発病株率が20%以下で発病度が15以下の‘ YR錦秋 、‘ YRあおば’、‘彩ひかり’も強い。
  4. 弱い品種には、‘おきな’、‘サボイキング’、‘YR青春’、‘セッター’などがある。
  5. その他の10品種は中程度と判定される。これらの品種では栽培年度や栽培条件によって発病程度が大きく変動する。
  6. 品種の生態型と発病に対する強弱には、密接な関連は認められない。
成果の活用面・留意点
  1. 黒腐病に抵抗性の品種が明らかになったので、産地で夏まき、冬春どりの作型に適応する品種を選定するための参考になる。
  2. 夏どりなど他の作型で栽培する場合には、産地の栽培環境によって発病程度が変動する可能性がある。
図表1 227484-1.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 キャベツ 高付加価値 栽培技術 栽培条件 抵抗性 農薬 病害虫防除 品種 りんご

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