タイトル | 低平地タンクモデルによる低平水田地帯の流出解析法の開発 |
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担当機関 | 農業工学研究所 |
研究期間 | 1994~1995 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1994 |
要約 | 低平地河川では、流れの変化が緩慢なため、排水路をいくつかの区間に分割して河道タンクとし、河道の流れを不等流式で、水田群をまとめた水田タンクとの流れを堰の式で計算するシステマテックな解析法・低平地タンクモデルを開発した。 |
背景・ねらい | 低平地は、一般に地形標高が排水河川、湖海の水位に比べて十分高いとはいえず、地形勾配も非常に緩やかであって、氾濫・湛水被害を受け易い地形条件下にある。このような氾濫区域は日本国土の10%を占める一方、東南アジアでは、メコン川、チャオプラヤ川、イラワジ川、ガンジス川などの中下流域は、広大な低平水田地帯となっている。 低平水田域の洪水流出解析法には、不定流モデルがあるが、広大な流域では、データ入力の作業が複雑で計算時間も膨大となり、解析作業が非常に困難となる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 開発した解析法は、農業土木ハンドブック改訂5版、海外技術マニュアル「排水」、水文・水資源ハンドブック水文編(印刷中)等に記載され、農水省及び他省の排水等の行政施策の検討に反映されている。なお、本解析には、排水路・排水機場等の施設情報や水田・地形等の地形・標高情報が必要である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 水田 |