| タイトル | 無人ヘリコプターによる詳細な土地現況の調査手法 |
|---|---|
| 担当機関 | 四国農業試験場 |
| 研究期間 | 1995~1995 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1995 |
| 要約 | 無人ヘリコプターに搭載したカメラで低空から大縮尺の空中写真を撮影し、この写真の判読によって詳細な土地現況を調査する手法を開発した。低空からの大縮尺空中写真は通常の空中写真と比較して、高い土地現況の判読能力を持つ。 |
| 背景・ねらい | 中山間地帯では、耕作放棄地の増大に代表されるように近年、土地利用・管理状態等の粗放化が進んでいる。このため土地利用や土地管理状態等の土地現況を把握する必要性が地元自治体等で高まっているものの、、中山間地域においては土地現況に関する集落単位の詳細なデータの整備は殆どなきれていない上、国土基本図等の土地利用が大縮尺で表現された地図の整備がなされていない地域も多い。地形的な条件が厳しい地域や耕作放棄等により通作道の管理も放棄されている地域では、現地踏査による調査も容易ではない。また、土地現況は経年的な変化も大きく、継続的な調査を必要とする。 そこで、集落程度の比較的狭い範囲を対象に、詳細な土地利用・管理の現況を簡便、正確かつ安価に調査する手法の開発を行った。 |
| 成果の内容・特徴 | 1.本手法は、無人ヘリコプターに搭載した中型カメラ(ブローニ版フィルム使用)で低空(高度約300m以下)から写真撮影を行い、この写真を判読する事によって詳細な土地現況を調査するものである。 2.本手法は、通常の空中写真判読による土地現況の把握と比較して、高い判読能力を持つ。本手法によって、土地利用についてはほぼ完全に把握できる(写真1、表1)。 3.無人ヘリコプターは狭い空間から離着陸可能な上、任意の地点・高度へ飛行させることが容易である。従って、対象範囲を限定した撮影や地形に追随した撮影、連続撮影による面的な撮影も容易である(図1)。また、無人ヘリコプターは雲より低く飛行するため通常の空中写真では撮影不可能な雲天時にも写真撮影が可能であり、かつ無人の飛行物体のため撮影に要する費用は安価である。 4.土地現況の概略調査の場合には、無人ヘリコプターに搭載したビデオカメラで撮影した映像を用いることも可能である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 撮影作業においては、地上のモニタテレビで撮影対象を確認しながら撮影出来る撮影システムを用いる必要がある。また、人家等の密集地や電波障害が予測される地域では、安全上万一の墜落時に地上側へ危険が生じない範囲での飛行に限定する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 中山間地域 |
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