タイトル | 12.富栄養化した湖沼水を用いた有用作物栽培システムの提案 |
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研究期間 | 2001~2002 |
研究担当者 |
端 憲二 本間新哉(南近畿土地改良調査管理事務所) 柚山義人 |
発行年度 | 2002 |
要約 | 富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を積極的に水田の潅漑用水として用いる無肥料での有用作物(イネ)栽培は,湖沼からの窒素の回収,その作物への変換及び水質浄化への貢献を目指す新たな発想でのシステムである。 |
背景・ねらい | 農業は元来,太陽エネルギーを利用して有機性廃棄物を食糧に変換する環境保全的な営みであり,これを現代的なシステムとして再構築すべき時期にきている。本研究は,富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を水田に潅漑し,無肥料で有用作物(イネ)を栽培することによって,水質浄化を通じた再資源化の可能性をさぐることを目的とした。ここでは窒素に焦点をあてた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 富栄養化した湖沼水を水田の潅漑用水として積極的に活用し,無肥料でイネを栽培するという新たな発想でのシステムは,資源回収と水質浄化に貢献する。用水供給の増加に伴う電気代の支出,このシステムを用いるための用排水施設の整備,有用作物の品質保持のための継続的な土壌診断について検討しておく必要がある。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 除草剤 水田 土壌診断 農薬 品質保持 良食味 |