都市近郊農村における社会関係の特徴

タイトル 都市近郊農村における社会関係の特徴
担当機関 農業総合研究所
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 都市近郊の一農村において、農家・非農家間の関係に着目して社会関係の特徴を捉えた。調査対象集落にあって、地付きの農家世帯と流入非農家世帯とは別個の自治組織を結成し、各々の生活様式に見合った社会関係を形成していた。
背景・ねらい 名古屋市の近郊に位置する混住化の進んだ一集落の事例の検討を通
じて、農家世帯と非農家世帯が形成している社会関係の特徴を把握
することを目的とする。
成果の内容・特徴
  1. 調査対象集落は1970年代より非農家世帯群の流入がみられ、世帯
    数の増加が顕著である。
    (表1)
  2. 非農家世帯の中でも群をなす3つの流入非農家世帯は、各々独立し
    た自治会を結成し、農家を中心とする既存の集落の自治組織には代
    表者のみが関与していた。
  3. 調査対象集落にあって、地付きの農家世帯と流入非農家世帯とは原
    則として併立しており、性格を異にする居住者の生活様式を尊重し
    ながら、既存の組織を土台にした社会関係の修正がなされている。
    (表2、3)
成果の活用面・留意点 一事例にすぎないが、都市近郊の農村の実態(ひいては近郊農村に
おける農家の存立の社会的条件)を知る上で有効な手がかりとなる

図表1 228288-1.gif
図表2 228288-2.gif
カテゴリ なす

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