新技術の経済性と流通対応・キウィフルーツの追熟技術に関する事例

タイトル 新技術の経済性と流通対応・キウィフルーツの追熟技術に関する事例
担当機関 農業総合研究所
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 キウィフルーツの追熟技術を例として、新技術開発の経済性を検討し、追熟品は収益増加に寄与しているが、生産・流通段階での追熟技術・生理への理解不足が新技術の浸透を阻害していることを明らかにした。
背景・ねらい 本研究の目的は、キウィフルーツの追熟技術を事例として、農産物等の新技術の実用化に当たっての製品の価格評価、生産コスト等の経済性や流通条件について分析を行うことである。
成果の内容・特徴
  1. 品質が価格に反映すると仮定して推計を行った場合、追熟キウィフルーツは出荷時期全般にわたって高い単価をつけており、価格水準も安定的に推移していることが確認された。また、産地段階でも追熟キウィフルーツの出荷は収益の増加に寄与していることが認められた(図1)。
  2. 追熟キウィフルーツが市場に浸透しにくい要因として、卸売市場や販売店等の流通関係者及び消費者がキウィフルーツが追熟果実であるとの認識を持っていないことがあげられる。同時に、生産、流通段階でも追熟生理・技術に対して正しい理解がされていないことも指摘される(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 広告宣伝等によって消費者、流通業者に品質の良さを訴えるような活動が必要である。
  2. 産地段階においては追熟化を生産の一環として位置づけ取り組む必要がある。
  3. 流通段階でも追熟品に対応した新たな流通システムの整備が課題となっている。
図表1 228313-1.gif
図表2 228313-2.gif
カテゴリ コスト 出荷調整

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