大規模野菜産地のマーケティング戦略

タイトル 大規模野菜産地のマーケティング戦略
担当機関 農業総合研究所
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 大規模野菜産地のマーケティング戦略として、長野県では、基幹品目を創出し基幹品目とそれ以外の品目とで異なる出荷方法を採用したこと、出荷情報を一元的に管理したこと等を明らかにした。
背景・ねらい 1960年代中期以降、野菜流通の広域化が進展すると相まって、生産・供給側では農協県連を中軸に県単位での大規模産地化が進められた。そうした産地化に対する注目度は高く、これまで産地の大規模化の過程等を分析した研究は少なくない。しかし、主要マーケティング政策(製品政策、販路政策、出荷調整政策)の視点から大規模産地化の成功要因を究明した研究は行われたことがない。本研究の目的は、大規模産地化に成功した長野県野菜産地を対象に、同産地のマーケティング戦略の特徴点を解明することである。
成果の内容・特徴
  1. 製品政策の視点からみた特徴として、産地の地域性を活かして、全国範囲で高シェアを獲得できる基幹品目(レタス、ハクサイ、キャベツ)を創出したことがあげられる。
  2. 販路政策の視点からみた特徴は、基幹品目とそれ以外の品目とで異なる出荷方策を採用したことである。すなわち、基幹品目では3大消費地域向け出荷を中心にした全国広域出荷を推進し、それ以外の品目では地元向けを中心とする出荷先の絞り込みを行った。(図参照)
  3. 出荷調整政策の視点からみた特徴としては、経済連本所による基本的情報の一元管理に基づいたピラミッド型分荷決定システムを構築したことである。
成果の活用面・留意点 本研究は、主要マーケティング政策(製品政策、販路政策、出荷調整政策)の視点から大規模産地化の成功要因を解明するための一部であり、まだ完結したものではない。
図表1 228317-1.gif
カテゴリ キャベツ 出荷調整 大規模化 はくさい レタス

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