温州みかん若木の機械移植と早期成園化のための管理法 愛媛果試

タイトル 温州みかん若木の機械移植と早期成園化のための管理法 愛媛果試
担当機関 愛媛県立果樹試験場
研究期間 1995~1998
研究担当者 井上久雄
加美豊
藤原文孝
発行年度 1998
要約 温州みかん若木を園内道を利用し機械移植すると軽労働で短時間に行える。移植直後は枝の除去程度が強いほど葉が多く発生する。移植後2年目は、全摘果し夏剪定を行うと葉数・根量が多くなり、移植後3年目の収量は多い。 愛媛県立果樹試験場・栽培育種室
背景・ねらい 改植は伐採・植え付けという労働負担が大きい作業であるが、園内道を利用し機械を使えば楽に行うことができる。しかし、改植による園地更新は2~3年生苗木を植え付けた場合、未収益期間が長い。そこで、機械を利用した若木移植による未収益期間短縮方法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 小型油圧式ショベルを用いた若木の抜根、移植作業は手作業の約1/7に短縮される(表1)。
  2. 移植後に枝の除去程度を強くし3年枝まで切り下げると、新葉数の発生が多く、葉数の回復率が高い(表2)。
  3. 移植後2年目に全摘果し夏せん定を行うと、新梢の発生が優れ樹冠拡大が図られ(表3)、次年度の収量及び1m3当たり果数が多く、果実品質が優れる(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 細小根を多く残し、抜根する。移植は4月か6月に行い、灌水を十分に行う。移植後2年目に結実させると果実は大玉となり商品性が劣る。
図表1 228649-1.jpg
図表2 228649-2.jpg
図表3 228649-3.jpg
図表4 228649-4.jpg
カテゴリ 育種 温州みかん 改植 早期成園化

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