カンキツ「不知火」の加温ハウス栽培による熟期促進

タイトル カンキツ「不知火」の加温ハウス栽培による熟期促進
担当機関 愛媛県立果樹試験場
研究期間 1996~1998
研究担当者 加美 豊
井上久雄
藤原文孝
発行年度 1998
要約 「不知火」は1月下旬から5月下旬まで加温栽培を行うと、11月下旬には糖度13以上、クエン酸1g/100ml以下の果実が収穫でき、常温庫内で約2週間予措すると果実品質が向上する。
キーワード 不知火、11月下旬、収穫、常温、予措、品質
背景・ねらい 加温栽培による熟期の促進を図り、年末の贈答用商材としての付加価値を高めるとともに、労働力の分散及び販売期間の拡大を図る。
成果の内容・特徴
  1. 「不知火」の加温ハウスにおいて、1月下旬から5月下旬まで夜温15~18℃、昼温25~30℃で温度管理を行うと、11月下旬には糖度13以上、クエン酸1g/100ml以下となり、収穫できる(表1)。
  2. 10a当たり収量は高接ぎ4年生樹で5トン以上となり、4L以上の大果となるが浮皮が発生しやすい(表1、2)。
  3. 収穫果は裸で常温庫内(10~15℃)で減量率が約5%の予措を行うと、果皮色が優れ、品質が向上する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 「不知火」の加温ハウス栽培に新規に取り組む農家に活用できる。着色初期から収穫期まで土壌を多水分にすると糖度が13以上にならず、さらに完全着色期以降にハウス内を高温にすると浮皮が発生しやすいので留意する。
図表1 228683-1.jpg
図表2 228683-2.jpg
図表3 228683-3.jpg
カテゴリ 温度管理 高接ぎ その他のかんきつ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる