ヒメユリ「スタービューティー」の促成栽培技術

タイトル ヒメユリ「スタービューティー」の促成栽培技術
担当機関 高知県農業技術センター山間試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者 森田研一
西内隆志
発行年度 1999
要約 ヒメユリ‘スタービューティ’は、掘り上げ時期別に冷蔵処理を変えることで12~4月まで順次出荷できる。なお、切り花栽培に用いる球重は5g以上とし、栽植距離は10×10㎝とすることで十分な切り花品質が得られる。
背景・ねらい
中山間地域に導入され、産地化に向けての取り組みが始まっているヒメユリ‘スタービューティ’は、球根養成技術および切り花生産技術の確立が望まれている。そこで、中山間地域での切り花栽培技術について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 中山間地域における掘り上げ時期と予冷(10℃)期間は、7月上旬掘り上げの球根では2週間程度、7月下旬~8月中旬では1週間程度であり、8月下旬~9月上旬
    には予冷は不要となる(図1)。
  2. 冷蔵(本冷蔵)処理と期間は、2℃で50~60日冷蔵とする(図2)。
  3. 球根のサイズは小球(5~10g)以上の球根を用い、栽植距離は株間10㎝×条間10
    ㎝とする(図3、4)。
  4. 4月出しは、1月上旬に掘り上げた球根を2℃で2週間の冷蔵処理後に1月下旬に10℃加温ハウスに定植する(表1、図5)。
切り花栽培の促成作型
成果の活用面・留意点
  1. 促成栽培時の栽培温度は、夜温10~12℃、昼温20~25℃を目標に管理する。
  2. この試験結果は標高400m地点のものであり、掘り上げ時期や予冷期間については圃場の標高や気象条件を考慮して決定する。

図表1 228716-1.jpg
図表2 228716-2.jpg
図表3 228716-3.jpg
図表4 228716-4.jpg
図表5 228716-5.jpg
図表6 228716-6.jpg
図表7 228716-7.jpg
カテゴリ 栽培技術 出荷調整 中山間地域 ゆり

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる