抵抗性台木「台太郎」を用いた青枯病防除

タイトル 抵抗性台木「台太郎」を用いた青枯病防除
担当機関 高知県農業技術センター
研究期間 1998~1999
研究担当者 古谷眞二
森田泰彰
川田洋一
矢野和孝
発行年度 1999
要約  ナス青枯病に対して、「台太郎」を台木として用いることで、Ⅰ~Ⅴ群の全ての菌群に高い防除効果が期待できる。
背景・ねらい
高知県のナス栽培において、青枯病は難防除病害とされ、毎年4~5割の圃場で発生している。本病の防除対策として「トルバム・ビガー」や「カレヘン」などの抵抗性台木が利用されていたが、これらの効果は不十分で、より高い効果を示す抵抗性台木が望まれていた。
成果の内容・特徴
  1. 抵抗性台木「台太郎」を用いることで、発病が少なく、感染株率も低い(図1、2)。
  2. 「台太郎」はⅠ~Ⅴ群の全ての菌群に対して抵抗性が高い(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 「台太郎」は半身萎凋病やセンチュウに対して抵抗性がなく、また、青枯病の多発圃場では発病することがある。これらの対策として、太陽熱やくん蒸剤による土壌消毒を行った後、「台太郎」を使用する。
  2. 「台太郎」は、低温伸長性が「ヒラナス」よりも劣るので、栽培管理に注意する。
  3. 収穫や整枝時のハサミなどの使用により、地上部から感染することがあるので注意する。

図表1 228740-1.jpg
図表2 228740-2.jpg
図表3 228740-3.jpg
カテゴリ 病害虫 青枯れ病 栽培技術 台木 抵抗性 土壌消毒 なす 防除

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