ピーマンに発生した立枯病(新称)

タイトル ピーマンに発生した立枯病(新称)
担当機関 高知県農業技術センター
研究期間 1998~1999
研究担当者 松本宏司
森田泰彰
発行年度 1999
要約  施設栽培ピーマンに萎ちょう症状を呈する新病害を、Nectria haematococca(Fusarium solani)によるピーマン立枯病と命名する。
背景・ねらい
高知県の施設栽培ピーマンに株が萎ちょうし、やがて枯死する病害が発生し、収量低下を来すようになった。防除対策の基礎資料とするために、病原菌を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ピーマンの萎ちょう症状株からの分離菌は病原性が認められ、病原菌が再分離できた。その形態的特徴から本分離菌をNectria
    haematococca Berk.et Br.[Fusarium solani (Mart.)Sacc.]と同定した(表1)。
  2. トマト(「桃太郎」、「瑞栄」、「大型福寿」)、ナス(「はやぶさ」、「イタリア赤ナス」)、メロン(「アールスセイヌ夏Ⅱ」)、キュウリ(「四葉」)、カブ(「金町小かぶ」)、アズキ(「大納言」)に病原性が認められた(表2)。
  3. 本病は極端な多湿条件が続くと発生が増加する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. Nectria haematococca
    の発生生態及び防除対策の基礎資料とする。

図表1 228746-1.jpg
図表2 228746-2.jpg
図表3 228746-3.jpg
カテゴリ 病害虫 あずき かぶ きゅうり 施設栽培 立枯病 トマト なす ピーマン 防除 メロン

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる