高知方式湛液型ロックウールシステムによるナスの半促成栽培

タイトル 高知方式湛液型ロックウールシステムによるナスの半促成栽培
担当機関 高知県農業技術センター
研究期間 1998~1999
研究担当者 細川卓也
前田幸二
浜渦敬三
発行年度 1999
要約  高知方式湛液型ロックウールシステムによるナスの半促成栽培では、‘春鈴’の実生苗を使用し、育苗期には山崎ナス処方準拠の0.4単位、本圃では1.0単位の培養液を用いることで、育苗の省力化が図られ、土耕に比べて著しく増収する。
背景・ねらい
高知県内のキュウリの栽培面積は年々減少しており、栽培管理の省力化、増収技術の確立およびナスやトマト等との組み合わせも含めた新作型の開発による経営の安定化が望まれている。そこで、当センターで開発し、促成ナスで有利性の認められた高知方式湛液型ロックウールシステムでの半促成ナスの適合性を検討し、その栽培技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 定植時期および収穫期間:1月5日前後に定植して、6月末に収穫打ち切りとする。
  2. 品種:‘春鈴’(実生)とする。
  3. 育苗:出芽揃い後に75×75×75㎜のロックウールキューブに移植し、培養液は山崎ナス処方に準拠した0.4単位の濃度とする。育苗日数は60日程度とし、定植苗の大きさは1番花の開花直前とする(表1)。
  4. 本圃:培養液は山崎ナス処方に準拠した1.0単位の濃度とする(図1)。仕立て法は主枝4本仕立て、側枝は1芽摘心とし、株間は40㎝とする(図2)。温度は昼温を午前28℃、午後25℃、夜間は平均夜温13℃の変夜温管理とし、培地は無加温とする。
  5. 特徴:土耕栽培に比べて著しく増収する(図3)。また、接ぎ木作業が不要で育苗日数
    が大幅に短縮され、育苗の省力化が図られる。
成果の活用面・留意点
  1. 育苗期後半には蒸発散量が急激に増加するため、育苗キューブの乾燥に注意する。また、定植後3日程度は手がけで給液する。
  2. 前作に抑制キュウリを栽培した場合、前作引き上げ後には、0.4単位の培養液を株当たり8リットル給液してEC値を低下させておく。また、湛液中のEC値が3.0mS/㎝以上となった場合にも同様の方法で洗浄する。

図表1 228791-1.jpg
図表2 228791-2.jpg
図表3 228791-3.jpg
図表4 228791-4.jpg
カテゴリ 育苗 乾燥 きゅうり 経営管理 栽培技術 省力化 接ぎ木 トマト なす 品種

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