育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症

タイトル 育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症
担当機関 愛媛県農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 篠撝毅
松崎幸弘
発行年度 2000
要約 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。
背景・ねらい
2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変し枯死腐敗する株が発生した。そこで、病原菌及びその特性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 本症状の特徴は、接木部より上2~3cmの茎が褐変し枯死腐敗する。また、枯死
    株には下葉の周縁部の褐変も見られる(写真1、写真2)。
  2. 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava による病気である(表1)。
  3. 本病原菌は、ナス科の他、キク科、ウリ科、アブラナ科等の作物にも病原性がある(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. Pseudomonas viridiflava
    は多犯性細菌であり、発病には多湿などの環境条件が大き く作用するので、育苗中の多湿は避ける。
  2. 地面からの病原菌の跳ね上がりを回避するため、潅水は丁寧に行い、やりすぎに注意する。

図表1 228847-1.JPG
図表2 228847-2.JPG
図表3 228847-3.jpg
図表4 228847-4.jpg
カテゴリ あぶらな 育苗 きく 台木 なす

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