タイトル | 深海微生物の探索、分離、分類及び特性解明 |
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担当機関 | 中央水産研究所 |
研究期間 | 1990~1996 |
研究担当者 |
中山昭彦 矢野 豊 |
発行年度 | 1995 |
要約 | 水深3,100~6,100m深海より採取した深海性魚類の腸内容物から、独自のドラヤキ法により偏性および通性好圧細菌を純粋分離し、約150株のストックカルチャーを構築した。これらの中には、EPAやDHAの産生株が存在した。 |
背景・ねらい | 水深5,000~6,000mの深海は、常に、地上では存在しない500~600気圧の高圧下にあり、温度も3±1℃と低温である。この様な非常に特殊な深海に生息する微生物は有用な生物機能や菌体成分などを持つと期待されるが、高圧下の実験の困難さからほとんど研究されていない。そこで、深海微生物を探索し、その特性を解明し、21世紀に向かって,高圧生物学の基礎的理解を深めると共に、それらの持つ生物機能および菌体成分や代謝産物の有効利用技術の開発に資することを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 世界でも全く行われていない深海性魚類の腸内細菌のストックカルチャーを構築し、今後、これらの生物機能、菌体成分、および代謝産物の有効利用を目指す研究を進めることを可能にした。また、これより高圧生物学の基礎的理解が深められると期待される。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | ストック |