石膏の球で漁場(流れ)を測る

タイトル 石膏の球で漁場(流れ)を測る
担当機関 北海道立網走水産試験場
研究期間 1995~1997
研究担当者 桑原 康裕
資源増殖部 宮園 章
多田 匡秀
北海道立網走水産試験場
発行年度 1996
要約 オホーツク海沿岸のホタテガイ漁場において、石膏球を海底から10cmの高さになるように設置し、一定期間の石膏の減少量を流れの強さに換算することにより、ホタテガイの成長との関係を検証した。
背景・ねらい ホタテガイの生息環境要因のなかで、海底近くの流れの強さは海の成長に影響を及ぼす重要な要因である。石膏の球は水の動きが大きければ大きく削れることを利用して、石膏球を用いた測流を試み、ホタテガイ漁場を測る簡単かつ正確な新しい物差しをつくる。
成果の内容・特徴
  1. 石膏球による海底近くの流れの強さの測定を試みた(写真1)。
  2. この方法は簡単な係留装置で流れの強さの測定が可能である(写真2)。
  3. 一度に複数地点の調査が可能であり、同一漁場内の流況の違いを評価できる(図1)。
  4. 異なる漁場間の流況比較から、各漁場環境の物差しとなることから明らかとなった(図2)。
  5. 今後、多魚種の漁場環境の物差しとしても応用が可能である。
成果の活用面・留意点 石膏球の利用については、海況条件の異なる漁場の他漁種の関しても検討されている。
図表1 229007-1.jpg
図表2 229007-2.jpg
図表3 229007-3.jpg
図表4 229007-4.jpg
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