ホッキガイの中間育成はタマネギ袋でOK

タイトル ホッキガイの中間育成はタマネギ袋でOK
担当機関 北海道立栽培漁業総合センター
研究期間 1993~1997
研究担当者 奥村 裕弥
貝類第一科 中島 幹二
貝類部
北海道立栽培漁業総合センター
発行年度 1996
要約 ホッキガイ稚貝を海中で中間育成を行う一つの方法として、育成器に代わりにタマネギ袋を用いたところ、初冬から翌春までの生残率が80%を上回り、作業面、コスト面でも有効な方法と考えられた。
背景・ねらい 背景・ねらい]
砂を用いた育成器で海中に垂下する中間育成方法は、重く作業性が悪いため、大量の稚貝を収容し回収するのは容易ではない。この問題を改善するために、市販のタマネギ袋を使って、効率的でかつ安価な、将来の事業化に即した手法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 袋は細かな網目になっており(写真1)、潮どおしがよく、大量の稚貝を収容(写真2)しても斃死する個体が少ない。
  2. 育成器で行う場合より生残率が高い傾向があり、11~12月から翌春までは80%以上の稚貝が生き残る(図1)。
  3. 市販のタマネギ袋を使用することで、資材の入手が容易であり、経費が安く抑えられる。
  4. 砂が少ないため、船上作業がしやすく(写真3、写真4)、よって省力化が図られ、事業化による大量生産に対応することができる。
成果の活用面・留意点 日本海で行われるバカガイの中間育成試験に応用する。
図表1 229009-1.jpg
図表2 229009-2.jpg
図表3 229009-3.gif
図表4 229009-4.jpg
図表5 229009-5.jpg
カテゴリ コスト 省力化 たまねぎ

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