タイトル | サンマの産卵時間帯と産卵間隔を明らかにする |
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担当機関 | 東北区水産研究所 |
研究期間 | 1995~1999 |
研究担当者 |
栗田 豊 高橋祐一郎 手島和之 |
発行年度 | 1997 |
要約 | サンマ産卵親魚を3日間にわたり、4時間間隔で連続採集した。卵巣を組織学的に調べて産卵時間帯と産卵間隔を推定した。その結果、産卵は日中に行われること、水温15℃前後での産卵間隔は約6日であることが明らかになった。 |
背景・ねらい | 魚が"どこでどれくらい卵を産んでいるか"を推定するには、卵や仔魚を採集し、その分布と量を調べる方法と、成熟した親魚の分布や産卵数を調べる方法がある。サンマの場合は、仔魚が卵から孵化するまでに2週間ほどかかるため仔魚の採集場所と産卵場が一致しないこと、卵のネットによる採集が困難であるため量の把握が難しいことから、卵や仔魚を採集して産卵場や産卵量を推定するのは容易ではない。そのため親魚の情報から、産卵場や産卵量を明らかにする必要がある。この研究は、サンマの産卵場と1日あたり産卵数を推定するための基礎情報である、産卵時間帯と産卵間隔を明らかにすることを目的とした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | この研究によって、サンマの産卵時間帯および産卵間隔の推定方法が明らかになった。より詳細に産卵間隔を推定するためには、吸水卵とPO1が持続する時間を水温別に明らかにする必要がある。 |
図表1 | |
図表2 | |
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