タイトル | 根入れ式双設基礎の設計法の開発 |
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担当機関 | 水産工学研究所 |
研究期間 | 1998~2000 |
研究担当者 | |
発行年度 | 2000 |
要約 | 軟弱地盤上の漁港施設に適用するコスト縮減型の基礎として,根入れ式双設基礎の開発を行った。模型への載荷試験を実施して,外力に対する抵抗性および土圧分布を把握し,それらに基づき設計法を構築したのち,試設計を実施して,現実の地盤,地震動・波浪条件下での適用性を確認した。 |
背景・ねらい | 重力式の漁港構造物は,水平方向の波圧や地震力に自重で抵抗する。そのため自重が大きくなり,地盤が軟弱な場合はセメントを混合する等の地盤改良が必要となり建設コストが高くなる。しかし基礎の形状に工夫を加えれば,小さい自重でも水平荷重への抵抗性を持ち,地盤改良を省略してコストを縮減できる。本研究ではこうした基礎形状を考案し,その設計手法の開発を行うこととした。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | この基礎は,軟弱土の堆積した,波高や地震力の比較的小さい水域に適用できる。 上記の安定計算手法を用いて設計が可能だが,より厳密には現地地盤の諸元を用い有限要素解析を行うことも有効と考えられる。今後現地への適用が期待されるが,自重の適切な設定と,圧密沈下の発生には留意が必要である。 将来的には,軽量であることを活かし,利用状況に応じて移設・撤去が容易な仮設的な漁港施設の開発も期待される。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
カテゴリ | コスト 抵抗性 |