養殖魚場海水中の細菌群集による有機物分解活性と細菌相の変化

タイトル 養殖魚場海水中の細菌群集による有機物分解活性と細菌相の変化
担当機関 (独)水産総合研究センター 養殖研究所
研究期間
研究担当者
発行年度 2002
成果の内容・特徴 自然界で細菌が有機物を分解し、その結果水質浄化にかかわっていることは知られているが、具体的に細菌がどの様な状態の時に能力が発揮されるのかについての生態的データは乏しい。そこで,養殖漁場において有機物分解酵素活性と細菌相の調査を行った。その結果、
  • 海水中の懸濁粒子に付着した細菌群集が、単独で浮遊している細菌群集よりも有機物分解機能,特にタンパク質の分解において重要な役割を示すことが明らかとなった。(図1)
  • 高い有機物分解酵素活性が観察された夏季には,細菌群集組成を示す変成濃度勾配電気泳動(DGGE)のバンドパターンが変化しており、付着細菌相が変化していたことが明らかとなった。(図2)
[成果の活用面等]
成果の活用面・留意点 養殖が漁場生態系へ与える攪乱の程度を示す判断材料として,適正な漁場管理の一つの指標となる。
図表1 229296-1.gif
図表2 229296-2.jpg
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