アユにおける細菌性腎臓病(BKD)の発生と防除対策

タイトル アユにおける細菌性腎臓病(BKD)の発生と防除対策
担当機関 広島県水産試験場
研究期間
研究担当者
発行年度 2002
成果の内容・特徴 サケ科魚類の病気として知られるBKDがアユにおいて初めて発生した。そこでアユへの感染経路を明らかにするとともに、防除方法の検討を行った。
  1. アユのBKDの原因菌は、サケ科魚類のBKDの原因菌と同じRenibacteirum salmoninarumであることが明らかになり、アユに対しての強い病原性が示された。
  2. 水温18℃と25℃でアユへの感染実験を行った結果、25℃では感染が確認されず、加温による防除の可能性が示唆された。
  3. アユへの感染源を調査した結果、アユの出荷元の養殖場で飼育されていたヤマメが原因菌を持っており、これが感染源であると推定された。
  4. アマゴBKDがアユに水平感染することが明らかになるとともに、アマゴ、ヤマメから分離したBKD原因菌がアユに対し病原性を有することが実験的に示された。
[成果の活用面等]
成果の活用面・留意点 アユへのBKDの感染経路が確認されたことで、アユBKDの被害拡大を防ぐことができ、また感染した場合でも加温による治療の可能性が示された。
図表1 229339-1.gif
図表2 229339-2.gif
図表3 229339-3.gif
カテゴリ 病害虫 出荷調整 防除

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