マツカワ放流時期の検討

タイトル マツカワ放流時期の検討
担当機関 独立行政法人水産総合研究センター
研究期間 2001~2003
研究担当者 山本義久(現屋島栽培漁業センター)
森岡泰三(厚岸栽培漁業センター)
発行年度 2004
背景・ねらい 従来、マツカワ人工種苗の放流後の生残は放流サイズとの関連が強く、大型種苗ほど再捕率が高くなる。しかし、マツカワの適正な放流時期については検討されていない。このため、時期を違えた放流を行い、適正時期を明らかにした。
成果の内容・特徴 平均全長約68~72mmの種苗を平成13年8、9月に各3万尾、10月には3.8万尾厚岸湖内に放流した。主餌料であるアミ類の生息量は8月に最大となり、以降は減少した。成長の適水温と考えられる8℃以上である期間は、8月が最も長く、放流年内の成長も8月放流群が最も良かった。翌年、翌々年の周辺海域の漁獲量は8月放流群が多く、放流時期が遅くなると放流魚の漁獲量も減少した。
成果の活用面・留意点
  1. 放流後の生残には放流時期が大きく関与していることが明らかとなった。
  2. 餌料生物の生息量が多い場合には、小型種苗でも高い生残率がえられると推定された。
  3. 放流効果を上げるためには、放流時期、場所、サイズのさらなる検討が必要とされる。
図表1 229518-1.gif
図表2 229518-2.gif
図表3 229518-3.gif
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