刺し網漁業操業海域における漁場(海底)水温とヒラメ漁獲状況について

タイトル 刺し網漁業操業海域における漁場(海底)水温とヒラメ漁獲状況について
担当機関 青森県水産総合研究センター
研究期間 2001~2004
研究担当者 青森県水産振興課)
発行年度 2005
背景・ねらい 多元的資源管理型漁業推進事業(複合的資源管理型漁業促進対策事業)の一環として、刺し網漁業改善調査のなかで、漁場マップ作りを進める一方、2001年から標本船の刺し網漁具に自記式水温・深度計を取り付け、操業時の海底水温とヒラメの来遊・漁獲との関係について検討を行った。
成果の内容・特徴 1)海底水温と盛漁期との関係
本県太平洋南部海域(三沢海域以南)におけるヒラメの漁期は、6月から始まり11月頃まで漁場が形成されている。
今回の調査結果から、盛漁期となる時期には、漁場(海底)水温が19℃~20℃になる頃に形成される。(漁場(海底)水温と漁獲尾数との関係の図参照)。
一方、2003年の冷害年では水温の上昇が遅れたため、盛漁期は遅くなったうえ期間も短かくなったものと考えられた。反対に、2004年は猛暑の影響で、水温の上昇が早まり、早く漁場が形成されたため、2001年以降では最も早い盛漁期となった。
2)海底水温と漁獲の関係
水温が上昇し、海底水温が19℃以上になる時期にヒラメの漁獲は増加し、18℃以下に降温する時期に漁獲量は減少する傾向がみられた。
成果の活用面・留意点 活用面
1)ヒラメ漁業操業への指標値となる。
図表1 229711-1.gif
カテゴリ 凍害

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる