平成17年鳥取県で発生した有害赤潮

タイトル 平成17年鳥取県で発生した有害赤潮
担当機関 鳥取県栽培漁業センター
研究期間 2004~2005
研究担当者 氏 良介 増殖技術室
発行年度 2005
背景・ねらい 鳥取県では平成14,15及び17年に有害赤潮の発生が見られ,磯場の魚介類に大きな被害をもたらした.赤潮の原因となったプランクトンは,いずれの年もコクロディニウム・ポリクリコイデス(Cochlodinium polykrikoides)を優占種とするもので,対馬暖流の上流部から漂着したものと考えられている(宮原ら2005).九州及び韓国では毎年のように本種による赤潮が発生しているが,本州日本海側では,近年の鳥取県を中心とした山陰沿岸の事例が初めてで,現在,本種に関する様々な情報を収集している.
参考文献
宮原一隆・氏 良介・山田東也・松井芳房・西川哲也・鬼塚 剛 2005.2003年9月に日本海山陰沿岸海域で発生したCochlodinium polykrikoides Margalef赤潮.日本プランクトン学会報52(1):11-18.
成果の内容・特徴
  1. 赤潮発生期間:平成17年8月28日~9月2日
  2. 赤潮発生海域:鳥取県中部沿岸海域(図1)
  3. 赤潮でへい死した生物:25種(表1)
  4. 赤潮原因プランクトン:優占種はコクロディニウム・ポリクリコイデス(他3種類)
  5. 粘土散布の効果:コクロディニウム赤潮は粘土散布で除去可能.散布方法は検討が必要.
成果の活用面・留意点 有害赤潮による漁業被害の軽減に資する.
図表1 229714-1.gif
図表2 229714-2.gif
図表3 229714-3.jpg
カテゴリ くり

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