マハタのウイルス性神経壊死症に対する不活化ワクチンの有効性

タイトル マハタのウイルス性神経壊死症に対する不活化ワクチンの有効性
担当機関 愛媛県水産試験場
研究期間 2004~2004
研究担当者 愛媛県水産試験場 山下浩史
発行年度 2005
背景・ねらい ウイルス性神経壊死症は、ハタ類海面養殖における最重要疾病であり、その防除法の確立は養殖技術を確立する上で必須である。そこで、本事業ではウイルス性神経壊死症に対する不活化ワクチンの開発を行った。本研究は広島大学大学院生物圏科学研究科水族病理学研究室(中井敏博教授)との共同研究である。
成果の内容・特徴 本症罹病魚から分離した魚類ノダウイルス(RGNNV)をE-11細胞に接種し5日間、25℃で培養し、上記ウイルスを含む培養上清を得た。培養上清にホルマリンを添加し、4℃で10日間静置することにより不活化し、試作ワクチンとした。ワクチン液0.1mlを腹腔内接種し免疫したマハタに対して、免疫後14、35および74日目にウイルスの筋肉内接種による人為感染試験を実施した。また、一部の魚を愛媛水試地先の養殖筏に移し、野外感染試験による効果判定を行った。人為感染では、免疫後14、35および74日目のすべての試験で免疫区の死亡率が対照区と比較して有意に低かった。野外感染においても同様に免疫区の死亡率が有意に低かった。
成果の活用面・留意点 今後、本ホルマリン不活化ワクチンの実用化を図り、ハタ類の養殖安定生産技術を確立したい。
図表1 229723-1.gif
図表2 229723-2.gif
図表3 229723-3.gif
図表4 229723-4.gif
カテゴリ 病害虫 防除

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