| タイトル | 西部太平洋のカツオは満1歳で40~50cmに成長する |
|---|---|
| 担当機関 | 独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所 |
| 研究期間 | 2005~2006 |
| 研究担当者 |
温帯性まぐろ資源部 生物特性研究室) 田邉智唯(遠洋水産研究所 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | カツオの資源状態を評価し適切な管理方策を設定するには,年齢と成長をはじめとした生物学的特性を正確に把握する必要がある。しかしながら,カツオでは年齢査定形質の検証が不完全で,信頼性の高い査定法が確立されていなかったため,正確な成長を推定できなかった。そこで本研究では,耳石の微細輪紋構造を用いてカツオの日齢査定法を確立し,その手法に基づいてカツオの成長過程を把握することにより,西部太平洋における本種の資源生態の解明とともに,今後の資源管理に資することを目指した。 |
| 成果の内容・特徴 | ・稚魚期と幼魚期のカツオの耳石に日輪が形成されることを,野外採集と飼育実験によりそれぞれ証明した(図1)。 ・太平洋(日本近海,西部熱帯域,オーストラリア近海,東部熱帯域)で採集した稚魚~成魚の耳石日輪を解析し,いずれの海域においても満1歳で40~50cmFLに達することが明らかになった(図2)。 ・熱帯域でふ化して日本近海へ来遊する北上回遊群と,ふ化後も熱帯域へ留まる熱帯滞留群の成長を比較し,ふ化後60日齢前後までは後者が,その後150日齢前後までは前者が速いことが分かった(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | ・例年春季に日本近海に来遊する初ガツオは,満1歳であることが確認された。 ・成魚の耳石から求めた12日齢時の日輪半径を比較することにより,西部太平洋のカツオ資源における北上回遊群と熱帯滞留群との比率を推定できる可能性がある。 |
| 図表1 | 229821-1.pdf |
| カテゴリ |
| りんご「さんさ」における大玉生産のための着果管理法 |
| 麺ほぐし効果のあるポテトパルプ抽出物1 |
| シルバーリーフコナジラミの雑草における発生消長 |