りんご「さんさ」における大玉生産のための着果管理法

タイトル りんご「さんさ」における大玉生産のための着果管理法
担当機関 富山県農業技術センター
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 りんご「さんさ」において果重270g以上の大玉果実を10a当たり2t以上確保するためには、予備摘果は満開10日後頃に行い、仕上げ摘果は満開30~40日後までに実施する。仕上げ時の着果量は葉果比で70~80が適正である。
背景・ねらい  りんご「さんさ」は8月下旬から9月上旬に成熟する品質の高い早生品種であるが、既
存品種の「つがる」等と同様な着果管理では商品価値の低い230g以下の小玉果の生産量が多くなる。
 そこで優良早生品種「さんさ」(M.26EMLA台の成木、125本/10a)において、果重270g以上の大玉生産を図るための着果管理法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 「さんさ」の大玉生産には予備摘果を満開10日後頃に行うことが有効で、「つがる」
    等の早生品種(満開30日後まで)よりも早く実施することが必要である。しかし中心花が風船状になった時点に行う摘花は逆に小玉果の比率が高くなり、肥大促進効果は認められず、糖度は低くなる(図1、表1)。
  2. 「さんさ」の大玉果の比率を高めるためには、仕上げ摘果を満開30~40日後までに終えることが必要である(図2)。また満開40日後までの仕上げ摘果において、硬度、糖度、酸度等の果実品質には特に大きな差は認められない(表2、3)。仕上げ摘果時期は「つがる」等の早生品種にくらべると20~30日程度早い。
  3. 「さんさ」の10a当たりの収量は仕上げ摘果時の着果量が多いほど多くなるが、逆に平均果重は小さくなる。果重270g以上の「さんさ」を10a当たり2t以上生産するには、仕上げ摘果時の着果量は葉果比で70~80が適正である(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 北陸以南のりんご栽培地域において、りんご「さんさ」の270g以上の大玉果実生産のための着果管理法として利用できる。
  2. 葉枚数は仕上げ摘果時に葉幅が25㎜(500円玉程度)以上の大きさの葉を数える。
図表1 214236-1.gif
図表2 214236-2.gif
図表3 214236-3.gif
図表4 214236-4.gif
カテゴリ 品種 りんご

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