| タイトル | 医薬品を使用しないサケマス卵のミズカビ病対策 |
|---|---|
| 担当機関 | 宮城県内水面水産試験場 |
| 研究期間 | 2003~2004 |
| 研究担当者 |
熊谷 明 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | 卵のミズカビ病防除対策は,サケマス類の種苗生産において最も重要な課題である。本病に対してはマラカイドグリーン(MG)が特効薬的に効くために長年使われていたが,MGに発癌性が疑われていることから,平成15年7月30日の薬事法等の改正に伴い,平成17年8月1日以降食用に供する水産動物の養殖及び種苗生産において,MGの使用が禁止された。本研究では安全・安心な養殖魚を生産するために,医薬品を使用しないサケマス卵のミズカビ病対策について検討した。 |
| 成果の内容・特徴 | 親魚選別を徹底し,良質卵のみを採卵すること,および吸水後の卵洗浄を十分に行い,余分な精液や潰卵・死卵を除去して収容すること。さらに,ふ化盆を使用するふ化場ではふ化盆への収容密度を90%以下にすること,および毎週1回ずつ死卵を除去することが有効な方法であった。これら一連の事項を徹底することにより,医薬品を使用しない卵のミズカビ病対策が可能であった。一方,注水量は卵50万粒当たり毎分50Lあれば十分で,ふ化槽の多段式配置による用水の反復利用が発眼率に与える影響も少なかった。さらに,収容1週間後から週2回ずつゆっくりと卵を攪拌しても影響は少なく,やむを得ず卵質の悪い卵を収容しミズカビ病が蔓延した場合は,卵の酸欠死を防ぐために卵を攪拌することも有効であると考えられる。また,親魚養成用飼料の発眼率向上効果は認められなかった。 |
| 成果の活用面・留意点 | ・安定的養殖生産への寄与 ・安全・安心な食品の供給 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 くり 防除 |
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