アマモ場再生技術のマニュアル化

タイトル アマモ場再生技術のマニュアル化
担当機関 神奈川県水産技術センター
研究期間 2003~2005
研究担当者 工藤孝浩(栽培技術部)
発行年度 2006
背景・ねらい
水産資源を保護育成し水質を浄化するアマモ場の再生が全国的に急がれている。また、自然再生推進法などで自然再生事業への市民参加、行政と市民との連携が謳われ、その実践の蓄積が急がれている。そこで、市民や漁業者が主体的にアマモ場再生活動に参画できるよう、簡易なマニュアルを作成した。

成果の内容・特徴 1 アマモに関する基礎的な生物情報を提供し、沿岸生態系の中でアマモ場が果たす役割について解説した。そして、本県沿岸のアマモ場の過去と現在の状況を示した。

2 アマモ場を再生させるためのプロセスと、具体的な適地選定手法と再生手法について解説した。例えば、適地範囲として抽出された水深帯(平均水位基準)は次のとおり。

野島:1.5~2.3m  海の公園:1.1~2.5m  小田和湾:2.6~4.9m

3 最後に、アマモ場の管理と活用について解説した。

成果の活用面・留意点 [成果の活用面・ 留意点]
1 一般市民・行政職員を対象とした内容であるが、造成適地の選定を行ううえで必要となるシールズ数、純光合成光量と補償点光量の計算方法と計算例を掲載し、一部は専門家の使用にも耐えうる内容とした。

2 平成18年度以降の県が主催する一般市民を対象としたアマモ場再生活動や、行政関係者を主対象としたアマモに関する勉強会などの参加者に配布中。

3 水産庁、海上保安庁、横浜市大、横浜市内の小学校、大阪府、高知県から配布依頼があり、対応した。


図表1 229916-1.png
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