| タイトル | クロマグロはどれくらい漁獲されているのか |
|---|---|
| 担当機関 | 温帯性まぐろ資源部 |
| 研究期間 | 2007~2007 |
| 研究担当者 |
山田陽巳 |
| 発行年度 | 2007 |
| 背景・ねらい | クロマグロは孵化後、半年もすると、ひき縄漁業により漁獲される。なかでも長崎県は、本種0、 1歳魚を対象としたひき縄漁業が盛んで、その年間漁獲量は多いときには2,000-3,000トンに及ぶといわれ、我が国ひき縄漁業によるクロマグロ漁獲量の約半分に相当する。しかしながら、その漁獲量は国が公表している水産統計では、十分に把握できず、本漁業を適切に管理する上で支障を及ぼしている。 水産統計では、クロマグロは単独で集計されておらず、本種以外のまぐろ類とともに「その他のまぐろ類」に集計されており、また1995年に「ひき縄釣」が設定されるまではひき縄釣による漁獲量は「その他の釣」として括られている。 2004年に我が国を含む中西部太平洋に高度回遊性魚類の資源管理を目的とした国際条約が発効し、本種の持続的利用を目的とした資源管理方策が検討されつつある。そのため本種の資源評価のためにも漁法別漁獲量を把握する必要がある。 |
| 成果の内容・特徴 | 水産統計上、「その他のまぐろ類」に含まれるクロマグロの割合や、「その他の釣」に含まれるひき縄釣の割合は、海区により大きく変動していることが、水揚地調査、文献調査により明らかになった。県内で南に位置する五島海区では「その他のまぐろ類」に占めるクロマグロの割合は他の海区より低かった。また壱岐海区では「その他の釣」に占めるひき縄釣の占める割合が他の海区より低かった。 また1977年以前の統計では、対馬海区のひき縄釣によるクロマグロの漁獲量は「そうだがつお」に集計されていることが明らかになった。 推定されたひき縄釣による本種漁獲量は年変動が大きく、1965-2002年に本海域に5-6回の大きな来遊があったと考えられる。1994年以降の本海域での漁獲量はそれまでの500-1,000トンの水準から2,000トン前後の水準に増大したが、これは1994, 1995年の大きな来遊による漁獲増が刺激となった漁獲努力量の増加によるものであり、加入量の増加とは言えないと考えられた。 |
| 成果の活用面・留意点 | ここで推定した漁獲量は水産統計に基づいた属人統計であり、水揚量とは一致しないことがある。 |
| 図表1 | 229943-1.pdf |
| カテゴリ |
| 魚種交替に伴う高次捕食者の摂餌生態的な変化 |
| 牛体外受精におけるカテキン類添加による受精成績向上 |
| マクロベントスによる魚類養殖由来有機物の取り込み |