飼料中のタンパク質含量および脂肪含量がマハタの飼育成績に及ぼす影響

タイトル 飼料中のタンパク質含量および脂肪含量がマハタの飼育成績に及ぼす影響
担当機関 愛媛県水産試験場
研究期間 2006~2007
研究担当者 愛媛県水産試験場 山下浩史
発行年度 2007
背景・ねらい
マハタは、最高級養殖魚の1つとして、国内市場はもとより海外、特に東南アジアで人気が高く、高価格で流通していることから、養殖現場では本格的な導入が求められている。しかしながら、本種の栄養要求の知見は乏しいため、飼料中のタンパク質含量および脂肪含量の異なる試験飼料を用いて飼育試験を実施した。

成果の内容・特徴 タンパク質含量3段階(約50,55および60%;低、中および高)、脂肪含量(約5および10%;低および高)になるように設計・配合した計6種類のEP飼料(表1)を3×3×3m小割生簀に収容したマハタ0歳魚に飽食給餌し、83日間飼育した。増重率はタンパク質高・脂肪高の飼料を給餌した1区が最も高く、タンパク質低の飼料を給餌した区(5、6区)はその他の区と比較し有意に低かった(表2)。また、見かけの脂肪蓄積率から5%の脂肪添加はタンパク質の有効利用の観点から有効であると考えられた(表3)。

成果の活用面・留意点
マハタにおいても脂肪添加によるタンパク質節約効果が確認されたことから、今後、どのレベルまで脂肪添加が有効かを明らかにし、マハタに最適な飼料設計を行いたい。


図表1 229997-1.pdf
カテゴリ 飼料設計

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